Kū Kiaʻi Mauna

今ハワイで起こっていること。
ハワイ島では一度中止された30mテレスコープ建設がハワイの人達にとって神聖な山マウナケアで始まる予定で、それを多くのkanaka maoli (Native Hawaiian=原住民、元々ハワイにいた人達の血を引いてる人達)と彼らに寄り添う人達が必死に止めようとしている。マウナケアという神聖な山に建設するという事は日本でいうと富士山頂の神社が壊され、富士山や神社、お寺の中に巨大なテレスコープが建てられる状況。
それを阻止しようとクプナ達は身体を張ってマウナケア山頂への道をふさいでいる。クプナ達の意思を尊重し若いハワイアン達はサイドでクプナ達をサポート。そのクプナ達の手足を結束バンドで縛り逮捕拘束する政府。
日本もその工事&運営に加わっている。
ハワイはアメリカに占領される前、ハワイという国だった。kanaka maoliの人達の中には今でもハワイ王国の復活を願っていたり、ハワイ語やフラが禁止されていた事に怒りや悲しみの感情を持っている人達が沢山いる。
ハワイを愛していれば気持ち的にはハワイの文化を尊重して殆どの人はフラをしたり、旅行してると思う。
フラはkanaka maoliの人達のアイデンティティ(自分とは何者か、自分が自分であると肯定出来る事)のためであったり、自分の先祖や祖先のため、信仰している神々のためだったりする。
もちろん楽しむ時もある。
その部分が理解出来るには何世代にもわたってハワイに住む必要があると聞いたことさえある。
マウナケアはハワイのアイデンティティ。
過去に奪われたアイデンティティが、もう一度奪われたりせず尊重されますように。
ここではフラを通して、自分が日本人であるということ、個人的なアイデンティティから国民的なアイデンティティまで考えさせられた。
日本人がここまでフラ人口やハワイ好きが増えてこの先ハワイと日本の関係はどうなるんだろう。
ハワイにはハワイの自然があって、ハワイにはハワイの原住民の人達がいたからこそ今のフラやハワイがあるのでは?その2つが無くなればもうハワイがハワイでなくなってしまうし、フラはもうフラではない。
ハワイ語の歌詞を理解して心を込めて綺麗に踊る事だけではハワイの文化を尊重する事にはならない。素敵なホテルに泊まってビーチや話題のお店に行くだけではハワイを旅したとは言えない。もちろんそういう時間を楽しむのも私達の自由。でもそろそろ本質も経験する時期が来てそう。
ハワイに元々ある自然とハワイの原住民の血を引く人達の思いに寄り添ったり、そこから自分のアイデンティティや、地球環境などをよく考える方が、新しいテレスコープより優先にしたい。
新しい物を作るのではなく、今あるものを有効活用できないものなのか。
自分以外の人の言うことを優先にするのを辞めて、自分の心の声を取り戻したい。人の目で見て決められた事より、自分の目で見て自分で決めたい。
ハワイの大地がチーフであってカナカ(人)はその大地に仕える者。そこにクレアナ(責任)がある。
ハワイにはアフプアアっていう土地の制度があって命の源、山からの水、海からの栄養が土地を肥沃にしてその地域の人々が十分に食べれる食料が自然から得られていたそう。放し飼いの動物や野生のイルカやクジラ、亀は今でも身近に見れる。
西洋文化が入ってから大地を人が支配するようになっていったけれど、kanaka maoriの人達のDNAには人が大地に仕えそれが責任だった記憶や大地と空が結ばれる源の記憶が残ってるんだと思う。
本当に理解するのは同じ血が通ってないと難しいかもしれないけど、フラを愛してハワイを愛してるならハワイの文化や人達、自然から受け取るばかりではなく、ケアする方法が私も含め人それぞれ見つかる気がする。
ギブアンドテイク
私達が創り出したものを受け取る宇宙の法則
自分の意見を言うのって怖い
でも、
自分が何が欲しくなくて
自分が何が欲しくて
実感して
実現する
過程に欠かせない。
って、今は思う。
自分の目で見て自分で経験して自分がどう感じるかに間違いは無い。どう感じるかは自由。
どこからの情報で誰が決めたルールに従ってるか最近は考える。
愛や命については自分から湧き出て来るものに従っていいんじゃないかな?人に合わせる前に自分に合わせれば答えが見つかりそう!
愛(水、命の源)を送り続けてくれているマウナケアに愛を送りたい。
1人1人の本当の望み祈りが届きますように。
日本のフラや日本人がハワイに旅行するという事に新しい風が吹いて欲しい。
1人1人の本当の望み祈りが届きますように。
日本人にとって楽園であるハワイ。
そうしてくれているのもʻAumakua(先祖)、Kūpuna達が今のハワイを守り続けて来てくれたからこそある自然。
自然は一度壊したら取り戻すことは出来ない。
そしてそこに住み守り続けてきた現住人達の声をもっと聞いて欲しい。
E Ola Ē

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